以前こちらでもご紹介したことがありますが、
2012年8月11日(土)~19日(日)の会期でラフォーレミュージアム原宿にて
シェイクスピア悲劇の『MACBETH』上演中です。
今回初主演を務めるマクベス役の矢崎広さんは公演初日を前に
「初主演、とても険しく、実りある稽古場でした。いざ初日を迎え初舞台の時のような気持ちです。
後はお客様と楽しむだけ。劇場でお待ちしております。」
とのこと。
「ラフォーレミュージアム原宿」が本気の「演劇空間」になっているそうですよ。
ところで、シェイクスピア関連のQ&Aのって非常に多いんですよ。何と1,000件以上!(本日現在)
その中でも「言葉」に関する質問が多いようで
一問ご紹介しますね。
▼質問:シェークスピア
シェークスピアは 英語の歴史の中で どのような位置づけなのでしょうか 英語を洗練させた人?なのでしょうか |
▼回答
英語の歴史は 1)古英語 2)中英語 3)近代英語 と大きく3つに分かれていて、一目瞭然の違いがあります。われわれが見て、1)2)はチンプンカンプンです。 シェイクスピアが何とか読めるのは、3)の時期に属しているからです。 (中略) シェイクスピアの使用言語は驚くほど豊かです。またその言い回しも、実に生き生きしたものが多く、そうした時代の活力を反映しています。通常、こうした混とんたる時代は、懐旧的なものやら、新しがりのとっぴょうしもないものなど、やはり混沌とした文学――敗戦後の日本を思いだして下さい。獅子文六の『自由学校』みたいな言語状況――を生みがちなものですが、シェイクスピアの奇跡的なところは、そうした混とんとした状況に見事な統一を与えているということです。気恥ずかしくなるような言葉もなく、弥縫の跡を留めぬ自然天然の言語として完成されています――な~んて、これは私の説ではなく、文学史でよく言われていることのウケウリです。私はそこまで味読できません。・・・ |
なかなか奥深いですね~。
ぜひ今回の舞台でどうなっているのか(公演は日本語ですよ^^)確認してみるのも一興です。
舞台『MACBETH』 ■日時:8月11日(土)~8月19日(日) ■会場:ラフォーレミュージアム原宿 (東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F) 【原作】ウィリアム・シェイクスピア 【翻訳】河合祥一郎 【脚本】斎藤栄作 【演出】板垣恭一 【出演】矢崎広、馬渕英俚可/宮下雄也(RUN&GUN)、国沢一誠(ヒカリゴケ)、小林且弥、二瓶拓也、末原拓馬、マーク、長倉正明、山本侑平、加藤啓 /松村雄基 【料金】前売6,800円≪チケットお取り扱い≫イープラスのみの取り扱い:http:eplus.jp/ 当日7,000円(全席指定・税込) 【お問い合わせ】る・ひまわり 03-6277-6622(平日 11:00~19:00) <あらすじ> |