統一地方選挙、東京都は石原慎太郎氏4回目の当選

第17回統一地方選挙が2011年4月10日に行われました。
注目の東京都知事選では、前宮崎県知事の東国原英夫氏、居酒屋チェーン「ワタミ」の創業者・渡辺美樹氏をおさえて、現職の石原慎太郎氏が4回目の当選を果たしました。

今回の選挙は2009年に政権を交代してから初めてとなる統一地方選、ということで「統一地方選挙」についての質問をご紹介します。

質問
統一地方選挙とは?

今年は統一地方選挙の年ですが、何故同じ機会に選挙をやることになったのですか?それから任期末が違う自治体は永久に統一地方選挙には加わらないのでしょうか?わからないので教えてください。

回答
昭和22年4月に戦後の地方自治のための議員や首長の選挙が全国で一斉に実施されました。地方自治体の議員や首長の任期は4年と定められていたので、このままいくと4年後に全国の自治体で一斉に任期満了となり再び選挙が始まります。一般に地方の選挙の具体的な日程は各自治体で自由に決めても良いのですが、この一斉に発生する選挙を各自治体で自由にやられると選挙事務が混乱し、有権者も選挙運動をする方も混乱する恐れがあるため「特例法」を作成し期日を統一した地方選挙が行われるようになったのです。

地方議会の議員や首長は解散やリコールなどで任期満了を待たず選挙をする場合があります、このような場合は統一地方選の対象外となり、その後選挙時期がずれた場合も対象外となります。しかし、解散やリコールなどを繰り返し、統一地方選の時期と重なるようになった場合は再び参加することもあります。

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