老後資金はどれくらい必要?

「働いても働いても、出費ばかり増えてお金が貯まらない!」

景気回復の兆しがみえない日本では、そんな風に嘆いている人も多いのではないでしょうか。

OKWaveの『マネー』カテゴリでは、保険や投資、貯蓄など、お金に関する悩みがたくさん投稿されています。その中でも最近人気を集めているのが『老後資金はどれくらい必要?』という相談です。自分の生活に当てはめた場合、具体的にいくら貯蓄が必要なのか?ベストアンサーに選ばれた回答者さんが、シュミレーションを元に分りやすく解説してくれました。

60歳から30年以上の老後が待っている

60歳~65歳になったら「定年退職」というのが一般的ですが、平均寿命が伸びている現代では定年退職後30年以上の老後が待っている、との想定でアドバイスをされた回答者さん。若い人の中でも『老後資金と終身保険』という質問からもみえてくるように、早やめの老後対策について『保険』や『貯蓄』を検討されている方が増えているようです。

では、実際のアドバイスをみてみましょう!

▼質問:老後資金はどれくらい必要?

既婚40歳の男です。

子供はおらず、年収700万円くらいで貯金は400万程度、借家住まいです。妻は週2回のパートタイマーで月収2万円くらいです。
今後も子供を作る予定はありません。定年退職までの20年間で、なんとか老後資金を蓄えていこうと考えているのですが、老後資金って一体いくらくらい必要なものでしょうか?このまま今の会社に勤め続けたとして、退職金は1000~1200万円くらいではないかと思います。今の貯金とあわせると多くても1600万円くらいです。夫婦2人が老後何不自由なく生活していくためには、あとどれくらい貯金しておくべきでしょうか?

是非教えてください。

質問者さんが選んだベストアンサー

老後の住居をどうするかで大きく変わってくると思います。

現在借家とのことですが、老後はどうされるのでしょう。
仮に家賃10万円の借家に30年間住めば、単純に10万X12ヶ月X30年=3600万円。これ以外に更新料もかかります。
持ち家でも、修繕費や固定資産税などがかかってきますが、修繕費・管理費(マンションの場合)などで月3万円、固定資産税が年額20万円とすれば、(3万X12ヶ月+20万)X30年=1680万円。2000万円ほどの差がでます。

30年というと長いようですが、平均寿命というのは0歳で亡くなった赤ん坊も入れての平均。実際には半数の女性が90歳以上生きます。
60歳から30年以上の老後が待っていると考えたほうがいいでしょう。

で、生活費。
年収700万円で貯金が400万円ということは、年間50万円ほど貯蓄できているということでしょうか。社旗保険料や税金で200万円ほど引かれているはずなので、今の生活費は450万円くらい。月に37万円ほどかかっている計算です。
家賃が10万円なら残りの27万円で生活しているということ。老後、今と同じ生活をしようと思えば、老齢年金20万円のほかに7万円を貯蓄で準備。7万X12ヶ月X30年=2520万円。

さらに、介護費用。
お子様がいらっしゃらないということなので、お金でカバーしなければならない部分もでてくると思います。
いくらかかるかは介護の必要度や特養に入れるかどうかで大きく変わるため試算が難しいのですが、食事やトイレにまで常に人の助けが必要となれば月20万円くらい考えておいてはどうでしょう。
5年間として、20万X12ヶ月X5年=1200万円。

よってインフレを全く無視すれば、借家の場合は7000万円ほど、持ち家の場合は5000万円ほど。大体、実感としてもそんなもののように思います。

質問文を全部読む →

『住居によって変わってくる』というのはもっともなアドバイスですね。借家にするのか、持ち家にするのか、それによって将来必要になる資金が大きく変わってきてしまいます。

またには、将来のこと・老後のこと、じっくり考える時間をもってみるのもよいのかもしれないですね。

『何から手をつければいいのか分らない!』『漠然と不安がある』という方は、質問したい内容をまとめてから、是非OKWaveに質問してみてください!